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【保存版】アルファード全グレード徹底比較|Executive Lounge / Z / S / Xの違いと選び方

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「アルファードのグレード選びで迷う…特にExecutive Loungeって本当に価値あるのか?」
そんな疑問に、筆者・平ノ道彦が忖度なしで答えましょう。私はこれまでに30系・40系ともに複数のアルファードに試乗し、ZやS、そしてExecutive Loungeを自腹で比較しました。
本記事では、最新の40系を中心にZ/S/Xとの“決定的な違い”を徹底解剖。ファーストクラス級の2列目シート、驚きの快適装備、法人車レベルの静粛性まで──後悔しない一台を選ぶための“保存版”ガイドです。
アルファード エグゼクティブ ラウンジとは?|最上級グレードの価値と魅力

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「Executive Loungeなんて、見栄張り用のオーバースペックだろ?」
私も最初はそう思っていた。が、試乗して5分──魂が右斜め45度に飛んだ。
単なる“上位グレード”という言葉では片づけられない、あの後席空間。
本気で“乗ること”を楽しませてくれるのが、このグレードの真価だった。
アルファードの中でも頂点に君臨するのが「エグゼクティブ ラウンジ」。その名のとおり、もはや“車”ではなく“ラウンジ”──それも動くファーストクラスである。
このグレードが初登場したのは2015年。当初は法人送迎やVIP用途が主だったが、近年では「家族の時間をクラスアップしたい」という富裕層ファミリー層にも広く支持されている。
最大の特徴は、後席にすべてを注ぎ込んだ設計思想にある。
まずシート。プレミアムナッパ本革を用いた「エグゼクティブ ラウンジシート」は、100mm拡張されたシート幅と人間工学に基づいた成型により、成人男性がゆったり足を組めるほど。パワーオットマン(電動式足載せ台)、ベンチレーションシート、温熱ヒーター、さらには回転式格納テーブルまで装備される。これはもう、ホテルのラウンジソファが走っているようなものだ。
静粛性も群を抜く。複層ガラス、遮音ボディ、そして周波数感応型ショックアブソーバーの採用により、エンジン音すら遠く聞こえる。助手席で子どもが寝ていても、後部ではJBLの17スピーカーが奏でるクラシック音楽がコンサートホールのように響く──そんな贅沢が可能だ。
加えて、64色から選べるLEDルーフイルミネーションや、タッチ操作で空調・照明・シート機能を操れる「リヤマルチオペレーションパネル」など、もはやラグジュアリーホテルのスイートルームかと錯覚する装備群。これが標準搭載である。
そして2025年モデルでは、40系の新プラットフォーム採用により、乗り心地がさらに進化。欧州高級セダンのような安定感と、ミニバンならではの視界と積載力を両立している。
価格は約1,065万円からと、確かに安くはない。しかし、その内訳を冷静に見れば「高い」のではなく「贅沢を凝縮した対価」であることがわかる。
40系 vs 30系 アルファード エグゼクティブ ラウンジを徹底比較

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正直、30系でも十分すぎる──そう思っていた矢先に登場したのが40系。
「またちょっと顔が変わっただけでしょ?」なんて思った方、それは軽い見当違いです。
比較して初めて見えてきた、“格”の差。ここで明らかにしましょう。
30系と40系、両方のエグゼクティブ ラウンジに乗った立場として断言できる。「これは、フルモデルチェンジではなく進化という名の再発明だ」と。
まず、ボディサイズと基本スペックの違いから見ていこう。
項目 | 40系 | 30系 |
---|---|---|
動力源 | ハイブリッドのみ | ハイブリッド/ガソリン |
駆動方式 | 2WD/4WD | 4WD(HV)/2WD・4WD(GAS) |
全長 | 4,995mm | 4,945mm |
全高 | 1,935mm〜1,945mm | 最大1,950mm |
定員 | 7名 | 7名 |
40系は全長が5cm延長され、フロントオーバーハングも45mm延びている。その分、威圧感と存在感が一層強調されているのだ。とはいえ、全幅や定員は変わらず、都内マンションの機械式駐車場でも対応可能な範囲に収まっている点は安心材料だ。
つぎに注目すべきはインテリアと装備の進化。
40系では世界初の「パワーロングスライド機構付き2列目シート」を採用。シート位置を電動で自由自在に動かせるだけでなく、スライド速度が乗員の有無で変化するなど、おもてなし思想がテクノロジーと融合している。
着脱式の「リヤマルチオペレーションパネル」は、タッチ操作で照明・空調・サンシェード・シートヒーターを直感的に調整可能。旧型ではボタン式だったこの操作系が、iPad mini並みの直感性を手に入れたことは大きな変化だ。
ディスプレイは30系の10.5インチから有機EL14インチモニターに拡大。ルーフ照明も64色から選べるLEDに進化し、天井一体型のスーパーロングコンソールで全体の統一感と高級感が際立つ。
乗り心地についても違いは明白。40系はTNGAプラットフォームを採用し、ボディ剛性が格段に向上。周波数感応型ショックアブソーバーと床下Vブレースにより、まさに“欧州サルーンの滑らかさ”を手に入れたミニバンと言える。
30系は完成度の高い名車であることに変わりはない。
40系は、細部の改良を積み上げた結果として、単なる“上位互換”にとどまらない別カテゴリ級の完成度を誇る。
Z / S / Xと比べたアルファード エグゼクティブ ラウンジの優位点とは

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「Zもけっこう装備いいし、見た目も似てるから…ラウンジまでは要らんかな」
──いや、それ、“見た目”に騙されてます。
ZやSも立派。でも、エグゼクティブ ラウンジは、“別物”の快適空間なんです。
エグゼクティブ ラウンジは、アルファードのZ/S/Xグレードと同じ“車名”を名乗っていながら、実質はまったく別カテゴリーの一台だ。
まず明確な違いは、シートと快適装備のレベル差にある。
Zは2列目に「エグゼクティブパワーシート」を採用しており、パワーオットマンやベンチレーション機能も搭載。ただしシート素材は合成皮革で、長時間乗ると“フィット感の違い”が歴然だ。SやXに至っては、さらに装備が簡素化され、単なる移動手段の域を出ない。
一方、エグゼクティブ ラウンジでは、「プレミアムナッパ本革仕様の専用ラウンジシート」を標準装備。アームレストヒーター、シートマッサージ機能、回転式格納テーブル、そしてリヤマルチオペレーションパネルと、まさに移動する応接室だ。
次に、内外装の演出力にも大差がある。
Zではオプション扱いの「左右独立ムーンルーフ」が、ラウンジでは標準装備。ホイールは17インチスパッタリング塗装、サイドマッドガードにはメッキモールが輝き、他グレードにはない“圧倒的な存在感”を放つ。フロントグリルやエンブレムも専用デザインとなっており、ラグジュアリー感は段違いだ。
また、オーディオ&エンタメ系にも大きな差がある。
Zグレードのスピーカー数は10基。SやXではさらに減る。
だがエグゼクティブ ラウンジでは、15基のJBLプレミアムサウンドシステムを標準装備。その立体音響は、車内というよりも“動くコンサートホール”に近い。映画や音楽を家族で楽しむなら、この装備は見逃せない。
さらに、静粛性と乗り心地の面でも圧倒的な優位性がある。
ラウンジはアクティブノイズキャンセリングと高遮音ガラス、周波数感応型ダンパーをフル装備し、走行中も“ため息すら聞こえる”レベルの静けさ。ZやSに乗った後にラウンジに座ると、「同じ車種名でいいのか?」と思うほどのギャップを感じるはずだ。
最後に細部。専用オプティトロンメーター、3眼LEDヘッドライト、LEDシーケンシャルターンランプなど、高級車の“当たり前”がラウンジでは標準装備。
これは贅沢ではなく、期待値を超えてくる“信頼感”そのものである。
専用装備の一例:
- 専用オプティトロンメーター
- 3眼LEDヘッドライト
- LEDシーケンシャルターンランプ
- スパッタリング塗装ホイール
- メッキ加飾サイドマッドガード
- 左右独立ムーンルーフ(電動シェード付き)
👉 これらは“贅沢”というより、期待値を軽々と超えてくる“信頼の証”なのだ。
家族構成・利用目的で変わるアルファードグレードの選び方【プロ目線】

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アルファードって「誰にでも合う車」だと思ってませんか?
実はこのクラス、用途と家族構成で“正解グレード”がガラッと変わるんです。
営業車と三世代ファミリーとでは、求める機能も装備も違って当然。
ここでは、プロ目線でのグレード最適解をまとめます。
アルファードの魅力は「どのグレードも豪華に見える」こと──だが、それが逆に落とし穴にもなる。
なぜなら、用途や家族構成によって“ベストなグレード”は明確に変わるからだ。
ファミリー向け(子どもが多い・大家族)
おすすめ:X / Z / S
この層にとって重要なのは、乗車定員・シートアレンジ・コストバランス。
Xは最廉価ながら装備は充実、8人乗り設定もあり、送迎・週末のレジャーに最適。
ZやSなら、内装の質感や快適装備もアップし、「ちょっと高級志向」なファミリーにも合う。
夫婦+子ども1〜2人の核家族
おすすめ:Z / GF / G
中価格帯のZやGFは、快適装備と価格のバランスが良好。
2列目の座り心地が良く、長距離旅行や週末ドライブにもピッタリ。
Gは乗り心地重視派に最適で、「普段も旅行も心地よく」が叶う構成だ。
三世代同居・高齢者の送迎
おすすめ:G / GF / Executive Lounge
高齢者には乗降性・柔らかい乗り味・操作の簡単さが重要。
GやGFは標準ボディで段差が少なく、静粛性も高い。
エグゼクティブ ラウンジなら、後席のリクライニング機能やオットマンが**“移動する介護チェア”並の快適さ**を提供する。
ビジネス・VIP送迎用途
おすすめ:Executive Lounge
送迎用なら、見た目・静粛性・装備すべてが“信用に直結”。
後席の格はそのまま会社の格とも言える。
プレミアムナッパ本革、JBLサウンド、マッサージ機能──**「失礼のない一台」**として、これ以上ない選択肢だ。
予算重視・コスパ重視派
おすすめ:X / Z
Zは価格以上の装備内容で「実用+見栄え」を両立できる優等生。
Xもナビ・エアコン・安全装備が充実しており、必要十分な実力派グレード。
オプション次第で“自分だけの一台”にカスタムしやすい点も魅力だ。
選び方の基本ルール
- 乗車人数:7人 or 8人乗りで最初に分ける
- 利用シーン:送迎・レジャー・旅行・VIP移動…用途で絞る
- 予算と満足度:単純に「安いから選ぶ」ではなく「必要な満足が得られるか」で判断
アルファードは“どれを選んでも豪華”だが、“自分に合う一台”を選べた人こそが、真のオーナーである。
アルファード エグゼクティブ ラウンジは“買い”か?後悔しない選択基準

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1,000万円超えのミニバン──その価格を見て、思わず腰が引ける人も多い。
私もそうだった。
でも、「後悔する人」と「感動して買い替えられなくなる人」には、明確な分かれ道がある。
ここでは、その基準を正直に語る。
アルファード エグゼクティブ ラウンジは、“最上級”という言葉すら控えめに感じる、トヨタのラグジュアリーミニバンの極致である。
とはいえ、全員にとってベストな選択肢とは限らない。
結論から言おう。
このグレードは、“2列目にすべてを求める人”にとって、間違いなく「買い」である。
その理由は明白だ。
- 2列目シートの快適性が、もはや別次元
- 静粛性・装備・素材感のすべてが専用設計
- “移動そのものが目的”になる唯一のミニバン
プレミアムナッパ本革、JBLプレミアムオーディオ、リクライニング・マッサージ・ベンチレーションを兼ね備えた“走る応接室”。
法人・VIP送迎や、家族のための移動を“おもてなし空間”に変えたい人にとって、これほど正解な選択肢はない。
さらに見逃せないのがリセールバリューの強さ。
3年後でも新車価格の約70%前後を維持するとされ、ZやSに対しても10〜15%上回る水準。
つまり、初期費用は高くても、総コストで見れば意外に割安なケースも多い。
ただし、後悔しやすいケースもある。
❌ エグゼクティブ ラウンジが“買いではない”人
- 3列目や荷室を頻繁に使う(2列目重視設計のため、3列目はアクセス・スペースともに制約あり)
- 維持費やコストを最重視する(税金・保険・タイヤ交換コストも上級仕様)
- 快適性よりも実用性重視(Zグレードでも充分な装備あり)
つまり、「なんとなく高いから良さそう」で選ぶと、宝の持ち腐れになるリスクがある。
✅ こういう人は“迷わず買い”
- 移動時間を“仕事・休息・くつろぎ”に変えたい
- 家族に最高の“移動体験”を贈りたい
- VIPや高齢者など、乗員の快適性を最優先する
- 買ったあとに「もっと上のグレードにすればよかった…」と後悔したくない
エグゼクティブ ラウンジは、単に「高級」ではない。
人生の時間価値を上げるための投資として、確かなリターンを約束してくれるグレードである。
アルファード エグゼクティブ ラウンジ総評まとめ|後悔しない選び方の結論
アルファード エグゼクティブ ラウンジは、単なる最上級グレードではなく、「移動空間を人生の質に変える」ための一台だ。
プレミアムナッパ本革シート、JBLサウンド、パワーロングスライドなど、すべてが“後席の快適性”に注がれている。
ZやSとの価格差に迷う方も多いが、その差は装備差以上に体験価値と満足度の違い。
高額ではあるが、後悔したくない人にこそ選んでほしい“本物の選択肢”だ。
